大学院

博士後期課程

システム工学

 今日の原子力技術や航空,ロケット技術等の知識集約的高度産業においては,旧来の基盤学問である機械工学,電子工学,情報工学等の個々の技術分野に対する学問分野のほかに,安全設計信頼性解析等に基づく個々の技術分野の統合化,総合化,最適化の技術が要請される。このように,これからの高度な生産加工技術においては,個々の学問領域に対する演繹的な解析のみならず,帰納的な統合手法(以下「システム・シンセシス」という。)も工学の重要な研究課題となります。

 本専攻では,今後の社会的要請に対応し,システム・シンセシスの目指す理念に沿って,人間生活の豊かさに強くかかわってくるエネルギーに関する高効率性の追求と同時に,周囲環境及び人間への影響のフィードバックを考慮し,工学的見地からの人間支援を視野に入れた柔軟で新しい科学技術の発展に貢献し得る教育と研究を行うことを目的とするものです。

 本専攻は,上記の目的に照らして,従来の産業の基盤となっている熱・流体工学を母体とする「エネルギー工学分野」,シミュレーション工学を母体とする「シミュレーション工学研究分野」,計測制御工学および加工技術を母体とする「人間支援システム工学教育研究分野」,電子・情報工学を母体とする「電子・情報工学研究分野」の計4つの教育研究分野によって構成されます。

電子工学専攻

 20世紀の中頃から生まれた電子工学は,情報革命をもたらし,高性能なコンピュータを生み,インターネット社会の実現に中心的な役割を果たし,21世紀に入った今日も著しい発展を続けている。

 本専攻は,電子工学の基礎となる物理学から電子工学全般わたる幅広い分野を教育研究の対象としている。このため本専攻では,マクロ系からミクロ系の中間のメゾスコピック系のデバイスや,またその物性研究に加え,先端材料の創製とナノテクノロジーにも注目して研究している。さらに,これらを高性能電子デバイスとしての活用やその応用技術に関する研究にも着目し,有線・無線通信に関する技術やネットワーク技術,計測・制御、信号処理における画像処理,脳波と脳磁界の計測とデータ解析,ロボット工学などの分野にもウエイトをおいて研究している。

 これら研究分野にそって,当専攻では,素材開発の基礎となる「量子物性」,それに立脚した「先端材料」の創製,電子工学の中核をなす「電子・情報工学」の3分野で構成し,時代の要求に応える優れた技術者,研究者の育成を目指す。

応用化学専攻

 人間生活の基盤を支える物質は,科学技術の進歩とともにますます増加し,互いに有機的な結びつきを深め  科学技術の進歩が著しい中で,応用化学の研究分野も大きく広がっている。特に,21世紀の重要課題である,環境問題,バイオテクノロジー,新素材開発において,応用化学の果たす役割は重大である。そこで,本専攻には,それに対応して,材料化学,環境化学,生命化学の3分野を設け,これらの社会のニーズに答え,科学技術の進歩に柔軟に対応し,21世紀の日本を支える優れた技術者,研究者を育成することを目指している。

博士前期課程のページへ



ページの先頭へ