修士課程・情報社会専攻

本学大学院は,学内外で先導的に活躍する優れた教授陣と最新の研究設備を備え,国際化時代を担うことのできる創造的人材の教育を行います。

情報社会専攻 「人材の育成に関する目的」及び「教育研究上の目的」

人間社会研究科情報社会専攻は,高度のIT社会に対応するための教育研究を実施しています。今後の知識基盤社会の中核となる高度の専門的職業人や多様化された社会の要請を踏まえ,今後の知識基盤社会の中核となる高度の専門的職業人や,大学院博士課程に進学し研究者となることが可能な人材を育成することを目指します。

情報社会専攻の情報社会システム教育研究分野では,行政知識と経営知識及び情報技術の習得を知識基盤とした行政情報システムやビジネス情報システムの創成を担う人材を養成することを目的とし,ディジタル・クリエーター教育研究分野では,コンピュータ・グラフィックス,コンピュータ・ミュージック,マルチ・メディアといった最先端のスキルを基礎に,ディジタル・クリエーターを養成することを目的としています。


本専攻の特色

平成16年2月に,情報学系教育に関する基準検討委員会が公表した「情報学系教育に関する基準(案)」は,情報系の学部・学科等を,以下の4カテゴリーに分類しています。


  1. 理科系の情報学型
  2. 文科系の科目と理科系の科目がバランスよく配置されていることが特徴である文理総合型
  3. 経済情報学や経営情報学に代表される情報学以外の他分野を主として,情報学と有機的に連携する型
  4. 情報学以外の分野で,情報学を通じての支援を必要とする型

全国的に情報関連の大学は,情報科学や情報工学など(1.)及び(2.)の理数系あるいは文理融合系が多数を占め,その上に大学院が設置されています。これに対して,文科系の大学院としての本学大学院の情報社会専攻は,(3.)及び(4.)のより高度の展開という特色を持ち,情報社会システム教育研究分野およびディジタル・クリエーター教育研究分野の2分野より構成されています。


情報社会システム教育研究分野

高度の行政知識・経営知識と情報技術を駆使しうる能力の育成を基盤として,知識基盤社会で求められている豊かな創造力と構想力を備えたITプロジェクト・マネージャーやITコンサルタント,さらには,企業経営とIT戦略の双方に責任をもつCIO(Chief Information Officer,情報統括責任者)などの高度の専門的職業人を養成します。






演習科目
  • 情報社会特別演習I~IV
  • 情報社会システム創造プロジェクト特別演習I~IV
講義項目
  • 情報社会特別輪講
  • 社会シミュレーション特論
  • システム開発方法特論
  • ネットワーク・システム特論
  • 意思決定支援システム特論
  • 地域情報化特論
  • 経営情報システム特論
  • 企業戦略特論
  • e-ビジネス特論
情報社会専攻共通(演習)
  • 人間学特別演習I(宗教)
  • 人間学特別演習II(東洋思想)
  • コミュニケーション特別演習I(英語資料演習)
  • コミュニケーション特別演習II(Academic Writing)
  • コミュニケーション特別演習III(異文化理解)
  • 知識情報特別演習
情報社会専攻共通(講義)
  • 情報セキュリティー特論
  • 知的財産権特論
  • ヒューマン・インターフェース特論
研究科共通
  • 人間学特別輪講
  • コミュニケーション特別輪講
  • 知識情報特論

 

情報社会システム教育研究分野

 

ディジタル・クリエーター教育研究分野

現代の文化状況及び情報科学の研究状況を踏まえ,コンピューター・グラフィックス,コンピューター・ミュージック,マルチ・メディアなどに関する最先端のスキルの学修を基礎に,映像と音響というコンテンツ作製における主要な2領域において少人数の徹底した指導を行うことにより,単に個としての表現者にとどまらず,行政や企業の広報部門,マスコミなど,変化し発展する現代社会の多くの新しい領域で活躍が期待できる人材を養成します。






演習科目
  • 文化研究特別演習
  • 情報表現特別演習I~IV
講義科目
  • 文化研究特別輪講
  • 知覚心理学特論
  • イメージ創造特論
  • マルチ・メディア情報処理特論
  • 映像情報特論
  • ディジタル音響表現特論
  • メディア作曲法特論
情報社会専攻共通(演習)
  • 人間学特別演習I(宗教)
  • 人間学特別演習II(東洋思想)
  • コミュニケーション特別演習I(英語資料演習)
  • コミュニケーション特別演習II(Academic Writing)
  • コミュニケーション特別演習III(異文化理解)
  • 知識情報特別演習
情報社会専攻共通(講義)
  • 情報セキュリティー特論
  • 知的財産権特論
  • ヒューマン・インターフェース特論
研究科共通
  • 人間学特別輪講
  • コミュニケーション特別輪講
  • 知識情報特論

 


ディジタル・クリエーター教育研究分野

 

教員紹介

情報社会システム(教育研究分野)

高度の行政知識・経営知識と情報技術を駆使しうる能力の育成を基盤として,知識基盤社会で求められている豊かな創造力と構想力を備えたITプロジェクト・マネージャーやITコンサルタント,さらには,企業経営とIT戦略双方に責任を持つCIO(ChiefInformation Officer,情報統括責任者)などの教育研究分野高度の専門的職業人を養成します。


担当教員 研究テーマ例
宮崎 洋 教授
工学修士( 東京大学 )
経営学修士(LEHIGH大学)
略歴・学会活動等
株式会社三菱総合研究所を経て平成23年本学教授就任。
日本機械学会,ペルソナ&カスタマ・エクスペリエンス学会理事,同志社大学ワールドワイドビジネス研究センター共同研究員
  • 経営戦略/事業戦略/技術戦略
  • 技術管理/経営管理/人材育成管理
  • 企業コンサルティング/経営分析/技術分析
  • 経営学/機械工学
研究指導内容概略

企業経営を図る上で重要な経営資源として,従来から人・もの・金が取りあげられている。これらの経営資源に加えて,情報と技術に着目しこれら経営資源を効果的、戦略的に管理し活用していくための実践的な手法の習得やケーススタディなどに基づき、企業戦略策定に関する研究指導を行う。


担当教員 研究テーマ例
高橋 広治 教授
理学博士( 京都大学 )
略歴・学会活動等
日本学術振興会特別研究員,東京大学大学院リサーチ・アソシエイト等を経て,平成14年本学助教授就任,平成25年現職。
日本天文学会,国際天文学連合(IAU),情報処理学会会員
  • 星団の進化
  • コンピュータ・シミュレーション
  • データ解析
研究指導内容概略

高度情報社会である現代においては,膨大な量のデータが刻々と生み出されている。そのようなデータを,人間にとって有用な真に生きた情報として活用するためには,各々の問題に合った適切なデータ処理を高速に行うことができる情報システムが必要不可欠である。そのようなシステムの構築を目指して,コンピュータを使った検索,分類,統計解析,データマイニングなどの様々なデータ処理の手法の開発や,それらの手法の開発や,それらの手法を応用した社会現象の分析などをテーマとした研究指導を行う。


担当教員 研究テーマ例
宮井 里佳 教授
文学修士( 大阪大学 )
略歴・学会活動等
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。(財) 東方研究会専任研究員,天台宗典編纂所嘱託,日本学術振興会特別研究員等を経て,平成14年本学講師就任,平成17年本学助教授,平成25年現職。
日本仏教学会,東方学会,日本印度学仏教学会,日本中国学会,日本宗教学会等会員,仏教史学会委員
  • 中国浄土教思想
  • 因縁物語集の成立と発展
  • マンガに見られる宗教性について
研究指導内容概略

中国・日本の宗教思想を対象とし,古典文献の読解およびその現代社会への応用に関する研究指導を行う。


担当教員 研究テーマ例
小寺  昇二 教授
経済学士( 東京大学 )
略歴・学会活動等
第一生命保険入社、その後外資系金融機関、ITベンチャー(CFO)、千葉ロッテマリーンズ(経営企画室長)、多摩大学大学院経営情報学研究科客員准教授、JTBなどを経て平成27年4月本学教授就任。スポーツ産業学会所属、日本証券アナリスト協会検定会員、国際公認証券アナリスト
  • コーポレートファイナンス
  • スポーツビジネスマネジメント
  • ターンアラウンドマネジメント
  • 企業分析
  • アセットマネジメント
研究指導内容概略

現代社会において全ての企業(や組織)は、過去のあり方からの変革を求められている。多様な業種、規模、経営タイプの企業における、多様な実務経験をベースに経営戦略、財務戦略、経営革新について研究指導を行う。特に2020年の東京オリンピック/パラリンピックを控えたスポーツビジネスの変革やその地域経済との共存については重点的な研究を行っている。


担当教員 研究テーマ例
林  信 義 教授
経営学修士(横浜国立大学)
略歴・学会活動等
株式会社日本総合研究所を経て、平成27年本学教授就任。日本税理士会連合会
 
  • ビジネスモデル
  • 会計
研究指導内容概略

企業が持続的に成長していくためには顧客に対して他社よりも優れた価値を提供することが必要である。企業はこのような優位性を獲得することを目指して、開発、生産、物流、販売などの活動を行っている。実際の企業活動を調査分析し、優れたビジネスモデルについて研究指導を行う。


担当教員 研究テーマ例
田中 克明 准教授
修士(情報科学)(早稲田大学)
略歴・学会活動等
東京大学先端科学技術研究センター助教、一橋大学情報基盤センター助教などを経て、平成28年本学准教授就任。
人工知能学会、情報処理学会会員。
  • 知的活動支援システム
  • 文書解析・処理システム
研究指導内容概略

人間が行うさまざまな知的活動の支援や、新しい領域の開拓が、コンピュータを利用したシステムによって可能となった。これらのシステムは、データを集める仕組み、データから学習を行う仕組み、学習結果を適用する仕組みなど、様々な仕組みの組み合わせにより構成される。このようなシステムの構築について、研究指導を行う。


担当教員 研究テーマ例
河井 理穂子 講師
博士(政策・メディア)(慶應義塾大学)
略歴・学会活動等
慶應義塾大学環境情報学部卒業,同大学院政策・メディア研究科修士課程,博士課程修了。国立情報学研究所特任助教,ジョージワシントン大学ロースクール客員研究員を経て,平成23年講師就任。
情報ネットワーク法学会,著作権法学会,情報通信学会,日本教育工学会所属。
  • 情報ネットワーク社会における法的課題
  • デジタルコンテンツに関する著作権法上の課題
  • 情報社会におけるプライバシー・個人情報の保護
  • 知的財産権法制度の日米比較 など
研究指導内容概略

情報ネットワーク社会においては、従来の法制度が想定していなかった状況が多数発生している。研究指導においては、まずこのような社会的状況の中にどのような法的問題があるのか、共に「問題発見」をし、そしてその問題を解決するための「課題を抽出」し、課題に対する「解決」を提示することを目指す。法学的なアプローチだけではなく、他の研究分野の視点も取りこみ、学際的に情報ネットワーク社会の法的課題について検討をしていくことを目指す。


 


ディジタル・クリエーター(教育研究分野)

現代の文化状況及び情報科学の研究状況を踏まえ、コンピューター・グラフィックス、コンピューター・ミュージック、マルチ・メディアなどに関する最先端のスキルの学修を基礎に、映像と音響というコンテンツ作製における主要な2領域において少人数の徹底した指導を行うことにより、単に個としての表現者にとどまらず、行政や企業の広報部門、マスコミなど、変化し発展する現代社会の多くの新しい領域で活躍が期待できる人材を養成します。


担当教員 研究テーマ例
佐藤 由美 教授
博士(教育学)(青山学院大学)
略歴・学会活動等
青山学院大学・専修大学非常勤講師を経て,平成18年本学助教授着任,平成22年10月より現職。
教育史学会,日本教育学会,アジア教育学会
  • 台湾・朝鮮植民地教育令の比較研究
  • 近代日本のアジア教育認識
  • 日本統治下台湾・朝鮮からの留学生に関する研究
研究指導内容概略

国際交流が盛んな現代社会では,異文化間コミュニケーションが必要とされる機会が多い。言語や宗教,風俗,習慣などが異なる人々と豊かなコミュニケーションを築くには,他者(異文化)に対する理解が不可欠である。そこで,日本と最も関係の深い韓国をはじめとする東アジア地域の歴史を学ぶことによって,生活習慣や思考様式の共通点や差異がどこから生じるのか,また,日本のアジア認識がどのように形成されたのかを調査・分析する。


担当教員 研究テーマ例
中川 善裕 教授
芸術学修士(東京藝術大学)
略歴・学会活動等
洗足学園音楽大学・東京藝術大学非常勤講師を経て,平成18年本学助教授就任,平成24年現職。
日本作曲家協議会,日本電子音楽協会,先端芸術音楽創作学会
  • デジタル音響機器による音楽表現の可能性とその応用
  • Maxを用いたインタラクティブ作品の制作
  • Maxを用いたアルゴリズム作曲法
  • Csoundを用いた音響合成と音楽制作
研究指導内容概略

近年,発達目覚しいコンピュータ等のデジタル機器の登場によって,音楽制作の様相は著しく変化してきた。五線譜と鉛筆と楽器と演奏者,そして録音スタジオが一つのノートパソコンに収まるようになった今では,単なる効率性の追求という意味合いだけではない音楽的内容の変化の可能性も秘めている。それらの可能性に目を向けながら,新しい時代の音楽表現法を教育研究する。具体的には,コンピュータ上で合成された音と現実の音を用いた音響作品の制作や,アルゴリズム作曲,コンピュータ援用作曲など,作曲家の思考をコンピュータ上で行う可能性を教育研究する。


担当教員 研究テーマ例
檀上 誠 准教授
修 士(メディアデザイン学)
( 慶應義塾大学 )
略歴・学会活動等
女子美術大学専任助手,非常勤講師を経て平成22年度本学講師就任,平成25年現職。ACM SIGGRAPH,早稲田大学エジプト考古学学会
  • コンピュータ・グラフィックスを用いたデジタルコンテンツ制作
  • 実写合成及びVFX
研究指導内容概略

メディアに付加価値を与えるデジタル化されたコンテンツは人々を心豊かにするという重要な役割を担っている。人々に楽しさや感動を与えられるデジタルコンテンツを創造するために必要な知識及び技術を修得できるよう指導する。研究過程においては,主に2DCG,3DCGを用いた実製作を通じ,必要とされる知識や技術を吸収しながら,豊かな創造力と表現力を身につけてゆく。


担当教員 研究テーマ例
森沢 幸博 准教授
修 士(メディアデザイン学)
( 慶應義塾大学 )
略歴・学会活動等
埼玉女子短期大学大学准教授・玉川大学リベラルアーツ学部非常勤講師を経て、平成27年本学准教授就任。情報処理学会、ヒューマンインタフェース学会所属。財団法人画像情報教育振興協会認定CG講師
  • コンピュータ・グラフィックス
  • ヒューマンコンピュータインタラクション
  • AR(拡張現実)MR(複合現実)
  • ディジタルファビリケーション
研究指導内容概略

人間の感覚を拡張するディジタル技術によって,アート表現やコミュニケーション手法は大きく進歩する可能性を持っている。教育指導では、ディジタルメディアと人の関係に注目し,コンピュータを利用したメディアアートやディジタルアニメーション,グラフィックデザイン等の制作を通じて,次世代のクリエイターに求められる創造性やディジタルコンテンツ,Webサイト制作スキルの修得を目指す。また,ディジタルファブリケーション,ソーシャルメディアサービスに関する調査,研究を行う。

 

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