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学部・大学院

情報社会専攻


本学大学院は、学内外で先導的に活躍する優れた教授陣と最新の研究設備を備え、国際化時代を担うことのできる創造的人材の教育を行います。

「人材の育成に関する目的」及び「教育研究上の目的」

人間社会研究科情報社会専攻は、高度のIT社会に対応するための教育研究を実施しています。今後の知識基盤社会の中核となる高度の専門的職業人や多様化された社会の要請を踏まえ、今後の知識基盤社会の中核となる高度の専門的職業人や、大学院博士課程に進学し研究者となることが可能な人材を育成することを目指します。
情報社会専攻の情報社会システム教育研究分野では、行政知識と経営知識及び情報技術の習得を知識基盤とした行政情報システムやビジネス情報システムの創成を担う人材を養成することを目的とし、ディジタル・クリエーター教育研究分野では、コンピュータ・グラフィックス、コンピュータ・ミュージック、マルチ・メディアといった最先端のスキルを基礎に、ディジタル・クリエーターを養成することを目的としています。

本専攻の特色

本専攻には、情報社会学科における教育内容と連動して、情報社会システム教育研究分野とメディアデザイン教育研究分野の2分野があります。各分野では、情報技術力、法律や経済などの社会知識、映像・音響の創造的表現力など幅広い要素を核に、高度な知識と確かな技術を身につけた人材の養成を目指しています。

情報社会システム教育研究分野

経営知識と情報技術を基盤にした、戦略立案や情報システム創成を担う人材を養成します。修了後は、CIO、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど企業経営とIT戦略の双方に責任をもつ研究者や高度な専門職業人として、経営学・情報科学・法学にまたがる幅広い分野での活躍が期待されます。

授業科目

  • システム開発方法特論
  • シミュレーション特論
  • ネットワーク・システム特論
  • 意思決定支援システム特論
  • 地域情報化特論
  • 経営情報システム特論
  • 企業戦略特論
  • 情報社会特別演習Ⅰ、Ⅱ
  • 情報社会システム創造プロジェクト特別演習(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)
  • 特別研究(修士論文)

メディアデザイン教育研究分野

ディジタル分野に関する専門知識、表現力や思考力に基づくコンテンツ制作能力を活用して、情報化社会で活躍できる人材を養成します。修了後の進路は、CG映像や各種ディジタルコンテンツ開発における制作者、およびメディア研究技術者、行政や企業の広報部門といった幅広い分野での活躍が期待されます。

授業科目

  • ヒューマン・インタフェース特論
  • 知覚心理学特論
  • イメージ創造特論
  • マルチ・メディア情報処理特論
  • 映像情報特論
  • ディジタル音響表現特論
  • メディア作曲法特論
  • 情報表現特別演習(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)
  • 特別研究(修士論文)

情報社会システム教育研究分野

情報社会システム教育研究分野では、経営学・情報科学・法学の知識を基盤に、戦略立案や情報システム創成を担う能力を育成するための教育研究を行います。修了後は、企業経営とIT戦略を統括するCIOをはじめ、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントとして活躍できる能力を備えた専門職業人や研究者としての活躍が期待される人材を養成します。
氏名 役職 研究テーマ例/研究指導内容概略
村山 要司
Murayama Yoji
博士(工学)(日本大学)
[詳細]
教授 研究テーマ例
  • デジタルマーケティング
  • 最適化、シミュレーション
  • ビジネスプロセスの効率化
研究指導内容概略
経営における諸問題に対してコンピュータサイエンスを用いて解決を図る。マーケティング戦略、生産・流通マネジメントやビジネスプロセス等の広範囲な実問題に対し、モデリング及び最適化や、その解法としてのAI ( 機械学習) 、遺伝的アルゴリズム、群知能等の応用をテーマとして、研究指導を行う。
高橋 広治
Takahashi Koji
博士(理学)(京都大学)
[詳細]
教授 研究テーマ例
  • 星団の進化
  • コンピュータ・シミュレーション
  • データ解析
研究指導内容概略
高度情報社会である現代においては、膨大な量のデータが刻々と生み出されている。そのようなデータを、人間にとって有用な真に生きた情報として活用するためには、各々の問題に合った適切なデータ処理を高速に行うことができる情報システムが必要不可欠である。そのようなシステムの構築を目指して、コンピュータを使った検索、分類、統計解析、データマイニングなどの様々なデータ処理の手法の開発や、それらの手法の開発や、それらの手法を応用した社会現象の分析などをテーマとした研究指導を行う。
林 信義
Hayashi Nobuyoshi
経営学修士(横浜国立大学)
[詳細]
教授 研究テーマ例
  • ビジネスモデル
  • 経営戦略/コーポレートガバナンス
研究指導内容概略
企業が持続的に成長していくためには顧客に対して他社よりも優れた価値を提供することが必要である。企業はこのような優位性を獲得することを目指して、開発、生産、物流、販売などの活動を行っている。実際の企業活動を調査分析し、優れたビジネスモデルについて研究指導を行う。
田中 克明
Tanaka Katsuaki
博士(工学)(東京大学)
[詳細]
教授 研究テーマ例
  • 知的活動支援システム
  • 文書解析・処理システム
研究指導内容概略
人間が行うさまざまな知的活動の支援や、新しい領域の開拓が、コンピュータを利用したシステムによって可能となった。これらのシステムは、データを集める仕組み、データから学習を行う仕組み、学習結果を適用する仕組みなど、様々な仕組みの組み合わせにより構成される。このようなシステムの構築について、研究指導を行う。
本吉 裕之
Motoyoshi Hiroyuki
経営管理修士(早稲田大学)
[詳細]
准教授 研究テーマ例
  • 経営企画/新ビジネス企画構築
  • ツーリズム/ホスピタリティ/地方創生
研究指導内容概略
「人の心を掴み,感動を与える」ビジネスやサービスを研究。様々な事例や失敗例,時流,タイミング・社会心理などがもたらす消費行動を調査し,アイデアを生み出す「目的展開」をベースに研究指導を行う。
李 艶紅
Li Yanhong
博士(法学)(早稲田大学)
[詳細]
准教授 研究テーマ例
  • 株式会社法制における種類株式制度
  • 株式の所有構造と会社支配権のあり方
  • 証券市場における上場規制
研究指導内容概略
株式会社は、経済社会の担い手であり、また重要な構成要素でもある。経済社会が国際情勢、環境問題など様々な問題に直面している今日において、株式会社に関する法制度のあり方はますます重要な研究分野となってきている。研究指導内容は会社法分野のテーマを中心に行うが、学生の関心のあるテーマに沿って、幅広く調査・研究し、法制度のあり方を深掘りしていく。

メディアデザイン教育研究分野

メディアデザイン教育研究分野では、ディジタル技術を活用したCG映像やオンラインサービス、ディジタルコンテンツ制作に必要な専門知識、技術力を有する制作者、およびメディア研究技術者、行政や企業の広報部門といった幅広い分野で活躍できる人材を養成します。
氏名 役職 研究テーマ例/研究指導内容概略
森沢 幸博
Morisawa Yukihiro
修士(メディアデザイン学)(慶應義塾大学)
[詳細]
教授 研究テーマ例
  • コンピュータ・グラフィックス
  • ヒューマンコンピュータインタラクション
  • インタラクティブメディア
研究指導内容概略
人間の感覚を拡張するディジタル技術の発展によって、アート表現やコミュニケーション手法は大きく変化する可能性を持っている。物質的な世界とデータをつなぐメディウムの融合によって生み出されるインスタレーションやCG映像、XR(extended reality)アート、グラフィックデザイン等の制作を通じて、次世代の情報化社会に求められる専門知識や創造性に関する研究指導を行う。
平田 文子
Hirata Fumiko
博士(文学)(神戸大学)
[詳細]
准教授 研究テーマ例
  • 教育思想の研究(ルソー、デュルケーム、コメニウスなど)
  • 各国の教育制度の比較研究
研究指導内容概略
教育の営みは、人類史の始まる頃から行われてきたことである。文化によって様々な形で現われる教育という営みや思想について考察し自分なりの考えを持ってほしい。また、教育と宗教の関わりについても関心を持ってほしい。