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学部・大学院

機械工学科 AIロボティクス専攻【2025年4月開設予定】


柏木 詩音さん|埼玉県・正智深谷高等学校出身
(工学部 機械工学科 ロボット・スマート機械専攻4年*)

ストレスの解消に効果的な「癒しの音」とは?
人のこころをサポートするロボット研究を進めています。
入学まで座学中心の授業をイメージしていましたが、この専攻は意外と手を動かし作業することが多いです。パソコンを使うのはもちろん、配線を繋いだり、溶接で火花が飛んだり。実際に機械の仕組みにふれるのは大切ですし、意外と楽しいですね。
4年間を通じて特に気にいっていたのは、レゴを使ってロボットを製作しプログラミングで動かす授業。初めての自作ロボットでもあり(失敗を含めて)印象に残っています。3次元のものを2次元に戻すCAD基礎製図の授業も、脳トレみたいで面白い。座学と実習が繰り返し行われるので、知識と技術がより身に付きやすいと思います。
私が所属するメカトロニクス研究室では、ヒトに寄り添う、より便利で安全なロボット開発を研究しています。ひとつ例を挙げると、装着することで麻痺した関節が動かせるリハビリ用の補助器具でしょうか。
現在は「ストレスの解消に、どの音が効果的なのか」をテーマに、卒業研究を進めています。心電図の数値をデータ化するのですが、ヒーリングミュージックや環境音、ASMRなどが、人をどのように癒すのか興味深いです。一見、研究室の分野とかけ離れているように感じますが、ロボットが人を助けるという意味で繋がっている。
心身の両面で、人を支えることができればと考えています。
* AIロボティクス専攻は2025年4月開設予定です。
インタビューはA I ロボティクス専攻と同等の内容の学びを経た学生です。

学びの特徴

次世代を見据えた
AI・ロボット技術を学ぶ

いまや身近な製品にまで搭載され飛躍的に進化するAIと、おもに工業等の専門分野で活躍しているロボットの組み合わせは、サービスや医療をはじめ私たちの日常生活に関わる分野にまで活躍の場を広げています。
AIロボティクス専攻では、AIとロボットを作り利用する技術を基礎から学んだうえで、AIとロボットを組み合わせて応用する技術を総合的に修得したスペシャリストを育成します。

学びのポイント

Point1

ロボットを作る技術から
操る技術まで、幅広く修得

いまや社会生活に必要不可欠となった「ロボット技術」。その利用範囲は産業分野だけではなく、医療分野や交通分野など急速に広がりつつあります。さまざまな分野でロボットを活用するには、目的ごとに最適なロボットの設計・製造が必要です。本専攻ではロボットの製造から自在に操るための制御に関する基礎知識まで、幅広く学ぶことができます。

Point2

AIの搭載を見据えた
ロボット製作のあり方を学ぶ

膨大なデータをもとに最適解を導き出すことがAI技術の本質ですが、問われるのはその利用方法です。本専攻では、AI技術を機械分野へ応用するための概念から、自作ロボットの自動化、画像情報からの不具合診断にいたるまで、機械への実践的な応用技術などを幅広く学びます。AI技術の応用技術まで広く深く学べるのは機械工学科ならではです。



カリキュラム

実社会に役立つAI・ロボット技術、知識を高める4年間
1年次 2年次 3年次 4年次
専攻科目 AIやロボットを
使いこなすのための
基礎知識の習得と
ロボットの
全体像をつかむ
1年次に身につけた
知識を活用し
実践的な
スキルを育む
実社会を
視野に入れながら
AIやロボット技術の
考察を深める
積み重ねてきた
知識や思考を
卒業研究で発揮する
専門科目 コンピュータ・プログラミング
AIロボティクス概論
職業指導Ⅰ・Ⅱ
工業力学及び演習
機械材料
航空宇宙工学概論
AI機械製作
金属加工実習
機械工学実習
材料力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
熱力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
流体力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
機械工作法
情報工学
CAD基礎製図
機械設計法及び演習
機構学
計測工学
ロボット製作
電子工作実習
機械力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
工学実験Ⅰ・Ⅱ
制御工学及び演習Ⅰ・Ⅱ
設計製図Ⅰ・Ⅱ
伝熱工学
シミュレーション基礎
マイクロ・ナノ加工
ロボットメカトロニクス
工学プロジェクト
シミュレーション応用
塑性加工
環境工学
工学倫理
プロダクトデザイン入門
loTデバイス
スマートマニュファクチャリング
ロボット工学
モビリティシステム
ロボティクス演習
卒業研究Ⅰ・Ⅱ
理学系科目 基礎物理実験
物理学Ⅰ・Ⅱ
物理学演習Ⅰ・Ⅱ
基礎化学
展開化学
地球科学
電磁気学
生物学
量子力学
-
数学系科目 基礎線形代数
基礎線形代数演習
応用線形代数
応用線形代数演習
微分学
微分学演習
積分学
積分学演習
微分方程式
データサイエンス
複素関数論
ベクトル解析
- -
情報系科目 人工知能入門 ICT概論 ICTリテラシー -
補習授業・資格対策 基礎数学演習
基礎物理演習
情報処理特講 - -
学部共通科目 キャリア・デザイン科目 コンピュータ実習
キャリア・デザイン基礎
異文化コミュニケーション(海外研修)
TOEIC 初級Ⅰ・Ⅱ
キャリア・デザイン発展
TOEIC 中級Ⅰ・Ⅱ
キャリア・デザイン実践
インターンシップⅠ・Ⅱ
プレゼンテーション技法
外国語科目 英語Ⅰ・Ⅱ
発展英語Ⅰ・Ⅱ
英語Ⅲ・Ⅳ
発展英語Ⅲ・Ⅳ
- -
一般教養科目 社会学
経済学
経営学
歴史
国際関係論
教育と社会
中国の言語と文化
ドイツの言語と文化
フランスの言語と文化
ボランティアの研究
仏教精神Ⅰ・Ⅱ
体育実技Ⅰ・Ⅱ
日本国憲法
スポーツ文化論
心理学
哲学
思想と宗教 科学技術史

授業ピックアップ

AIやロボット工学の基礎から応用までしっかり学べる

工学プロジェクト

エンジニアとしての能力を育む
所属研究室ごとに特別プログラムを組み、課題解決への方針や計画立案、それを実行する技術と能力など、エンジニアに必要な能力と資質を身につけます。

ロボット工学

実社会に役立てるための学び
ロボットの基本要素であるマニピュレータ(ロボットアーム)を中心に、メカニズムや制御システム、運動学、静力学を理解。設計方法や制御方法を学びます。

ロボティクス演習

実際に製作してこそ理解できる
移動ロボットを製作し、与えられた課題を実践的に解決。ロボットを知的制御するプログラミングの分析や設計、実装能力などの知的処理技法を修得します。


学科・専攻特有の取り組み

学生の「ロボット製作とコンテスト参加」に関するものづくり活動をバックアップ

機械工学科では、学生のものづくり活動を積極的にサポート。なかでもAIロボティクス専攻では、ロボットに関するコンテストに参加する学生プロジェクト「ロボット研究プロジェクト」をバックアップしています。昨年もロボットの設計・構造の理解からプログラミングなどの技術が問われる二足歩行ロボット格闘技大会『ROBO-ONELight』でメンバーが優秀な成績を収めるなど、学習が実を結んでいます。

研究室一覧

研究室をのぞいてみよう




制御工学研究室

ロボットや機械を制御する方法を研究。
思い通りに動いたときの感動をその手に!

萩原 隆明 准教授
専門分野|制御工学、メカトロニクス

クルマや飛行機、工作機械などをコンピュータや電子機器を使って思い通りに動かすことが制御。当研究室では、幅広い対象の機械を制御するための研究に取り組んでいます。ひとつは理論研究で、数理的手法に基づいてモノをうまく動かすための方法を研究。もうひとつは、制御を用いたシステム機器やロボットなどの開発をめざしています。失敗を恐れず、失敗から学び、知識と経験を積み重ねて挑戦していきましょう。

研究室をWEBでcheck!
制御工学研究室[萩原 隆明 准教授]

先生の研究をもっと見てみよう
制御工学研究室(Youtube)

目指せる資格

  • CAD利用技術者試験
  • ガス溶接技能者
  • ボイラー技士
  • 電気通信の工事担任者
  • 電気通信主任技術者
  • ITパスポート
  • 情報検定(J検)
  • CGクリエイター検定
  • 公務員
  • TOEIC®

主な進路・進学先

民間企業

  • 京セラ(株)
  • (株)IHI
  • キッコーマン(株)
  • 日産自動車(株)
  • 住友電気工業(株)
  • 富士電機(株)
  • 沖電気工業(株)
  • (株)日立産機システム
  • キヤノンシステムアンドサポート(株)
  • 太平洋セメント(株)

公務員

  • 埼玉県教育委員会

大学院進学

  • 信州大学大学院
  • 宇都宮大学大学院
  • 埼玉工業大学大学院
ほか
* 主な進路・進学先は、旧ロボット・スマート機械専攻の実績です。
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