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学部・大学院

機械工学科 IT応用機械専攻【2025年4月開設予定】


茂木 あむろさん|群馬県・伊勢崎工業高等学校出身
(工学部 機械工学科 機械工学専攻4年*)

画像処理を使って、塗装の状態を判別。
機械× IT時代をこの手で感じています。
これを読んでいる工業高校生のなかで、大学では普通科目についていけないかもと心配している人も多いのでは? でも、埼工大なら大丈夫。
ここにいる僕が、証拠ですから。僕も同じような理由で大学進学をためらっていましたが、埼工大には学習支援センターや1年次に物理や数学の基礎を学べる体制が整っていることを知り、安心して進学。順調に大学生活を送っています。
現在ではほとんどの機械が、コンピュータ制御の時代ですよね。
だから、ITの知識や技術は大事。そんな僕が、いま研究室で取り組んでいるのが、二値化(にちか)という画像処理を活用して、塗装のキズなどを判別できるようにすること。
元の画像を白と黒に変換して見やすくするのですが、画像の二値化処理を行うには、白と黒に分けるための閾値(しきいち)という境界線を設定しなければならず、これがかなり難しい作業でして… 。設定によっては検知されない場合もあり、何度もトライして最適な値を追究しています。
そうそう、このまえ品質に関わる研究会で、この研究を発表する機会があったんです。
大学時代にそんな体験ができるなんて、まったく思っていなくて… 。
すごく緊張しましたが、最高の経験になりました。
*IT応用機械専攻は2025年4月開設予定です。
インタビューはIT応用機械専攻と同等の内容の学びを経た学生です。

学びの特徴

次世代の「ものづくり」に貢献する
フロントランナーへ

モビリティやスマートファクトリー*1に見られるように、Society5.0*2を目指す社会で使われている機械の大半が情報技術によって支えられています。IT応用機械専攻では、ITと機械での「ものづくり」の技術を基礎から学び、そのうえでITを機械に応用するIoTやデジタルツインの実装について総合的に修得。
次世代の「ものづくり」に貢献できるフロントランナーを育成します。

*1 デジタルデータをもとに業務管理を行う工場 *2 仮想空間と現実空間が融合した社会

学びのポイント

Point1

機械を遠隔で自由に操るために必要な、
「IoT技術」の応用を学ぶ

ものづくり技術により作られた機械を安全に使用するには、状態の把握が重要です。本専攻では機械の状態センシング技術や、得られた情報の解析方法、希望の状態を保つために必要な動作への指示方法などを学びます。
「IoT技術」をハードからソフトまで学び有効活用できるのは、機械の動く仕組みなどを学べる機械工学科の大きな強みです。

Point2

次世代の産業システムと
モビリティシステムの概念を養う

総合実験実習棟の各製造機械は、関連研究室とインターネットで結ばれています。加工・製造状況や機器利用状況など、情報の収集と「視える化」を行うことで、次世代の産業システムの概念が学べる環境を整備しています。また、「IoT技術」の実践的応用例として、次世代モビリティシステムに関する概念と、それを「カタチ」にする技術が学べます。



カリキュラム

「ものづくり」の基礎を学びI Tスキルが身につく4年間
1年次 2年次 3年次 4年次
専攻科目 ITをものづくりに
応用するための
知の土台を
じっくりと育む
1年次で身につけた
知識を活用し
実践的な
スキルを育む
将来の進路を
視野に入れながら
ITをものづくりに活かす
創造力とスキルを向上
4年間鍛えてきた
創造力で
集大成となる
卒業研究に取り組む
専門科目 コンピュータ・プログラミング
IT応用機械概論
職業指導Ⅰ・Ⅱ
工業力学及び演習
機械材料
航空宇宙工学概論
AI機械製作
金属加工実習
機械工学実習
材料力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
熱力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
流体力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
機械工作法
情報工学
CAD基礎製図
機械設計法及び演習
機構学
計測工学
知能化工作機械
スマートエネルギー
電子工作実習
機械力学及び演習Ⅰ・Ⅱ
工学実験Ⅰ・Ⅱ
制御工学及び演習Ⅰ・Ⅱ
設計製図Ⅰ・Ⅱ
伝熱工学
シミュレーション基礎
マイクロ・ナノ加工
ロボットメカトロニクス
工学プロジェクト
シミュレーション応用
塑性加工
環境工学
工学倫理
プロダクトデザイン入門
loTデバイス
スマートマニュファクチャリング
ロボット工学
モビリティシステム
ロボティクス演習
卒業研究Ⅰ・Ⅱ
理学系科目 基礎物理実験
物理学Ⅰ・Ⅱ
物理学演習Ⅰ・Ⅱ
基礎化学
展開化学
地球科学
電磁気学
生物学
量子力学
-
数学系科目 基礎線形代数
基礎線形代数演習
応用線形代数
応用線形代数演習
微分学
微分学演習
積分学
積分学演習
微分方程式
データサイエンス
複素関数論
ベクトル解析
- -
情報系科目 人工知能入門 ICT概論 ICTリテラシー -
補習授業・資格対策 基礎数学演習
基礎物理演習
情報処理特講 - -
学部共通科目 キャリア・デザイン科目 コンピュータ実習
キャリア・デザイン基礎
異文化コミュニケーション(海外研修)
TOEIC 初級Ⅰ・Ⅱ
キャリア・デザイン発展
TOEIC 中級Ⅰ・Ⅱ
キャリア・デザイン実践
インターンシップⅠ・Ⅱ
プレゼンテーション技法
外国語科目 英語Ⅰ・Ⅱ
発展英語Ⅰ・Ⅱ
英語Ⅲ・Ⅳ
発展英語Ⅲ・Ⅳ
- -
一般教養科目 社会学
経済学
経営学
歴史
国際関係論
教育と社会
中国の言語と文化
ドイツの言語と文化
フランスの言語と文化
ボランティアの研究
仏教精神Ⅰ・Ⅱ
体育実技Ⅰ・Ⅱ
日本国憲法
スポーツ文化論
心理学
哲学
思想と宗教 科学技術史

授業ピックアップ

機械分野と情報分野を融合する技術と応用が学べる

工学プロジェクト

エンジニアとしての能力を育む
所属研究室ごとに特別プログラムを組み、課題解決への方針や計画立案、それを実行する技術と能力など、エンジニアに必要な能力と資質を身につけます。

IoTデバイス

機械と情報の橋渡し技術を学ぶ
機械工学分野と情報分野を融合するには、IoTデバイスの理解が必要です。本講義ではセンサ・アクチュエータや家電製品、自動運転など幅広く学びます。

スマートマニュファクチャリング

「ものづくり」とIoT技術の融合
ものづくり技術の歴史と生産システムの変遷や、ものづくりシステム技術や生産開発シミュレーション技術、3Dプリンタ技術など多岐にわたり理解します。


学科・専攻特有の取り組み

機械工学の基礎に情報科学の知識を融合させて次世代に向けた「ものづくり」を

IT応用機械専攻では、従来の機械に「IoT技術」を取り入れて、機械の高機能化・高性能化だけではなく状態監視などに関する研究も行っています。たとえば自動運転技術の基礎となる次世代モビリティシステム、すなわち移動車両本体から製作して、そこに「IoT技術」を組み込み、工作機械の状態監視のために応用することは、機械工学科にある本専攻だからこその取り組みです。

研究室一覧


研究室をのぞいてみよう




生産プロセス研究室

知識や技術、そしてひらめきを総動員して、
「ものづくり」の現場をサポートしよう!

河田 直樹 教授
専門分野|計測制御工学、品質工学、交通機械

ものづくりのプロセスに関わることなら、ほとんどすべてが研究対象です。メーカーとの共同研究も積極的に進め、IoTを用いた鉄道車両の台車部品の状態監視技術の研究、AIを用いた色柄判別システムの研究、金属加工に関するIoTを用いた生産ライン監視技術の研究などでは実用化に成功。さらに、VRやAIを用いたメタバースの「ものづくり」に関する研究も行っています。あなたも「ものづくり」の工程に関わってみませんか。

研究室をWEBでcheck!
生産プロセス研究室[河田 直樹 教授]

先生の研究をもっと見てみよう
生産プロセス研究室(Youtube)

目指せる資格

  • CAD利用技術者試験
  • ガス溶接技能者
  • ボイラー技士
  • 電気通信の工事担任者
  • 電気通信主任技術者
  • ITパスポート
  • 情報検定(J検)
  • CGクリエイター検定
  • 公務員
  • TOEIC®

主な進路・進学先

民間企業

  • 京セラ(株)
  • (株)IHI
  • キッコーマン(株)
  • 日産自動車(株)
  • 住友電気工業(株)
  • 富士電機(株)
  • 沖電気工業(株)
  • (株)日立産機システム
  • キヤノンシステムアンドサポート(株)
  • 太平洋セメント(株)

公務員

  • 埼玉県教育委員会

大学院進学

  • 信州大学大学院
  • 宇都宮大学大学院
  • 埼玉工業大学大学院
ほか
* 主な進路・進学先は、旧ロボット・スマート機械専攻の実績です。
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