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大学案内

学びの基礎づくり


基礎教育の充実|研究の核となる基礎知識を確実に身につける
大学での基礎教育には、3種類があります。まず、社会人に必須の基本的な知識・教養を身に付ける「教養教育としての基礎教育」、専門分野を学習・研究するために必要な「専門基礎としての教育」、そして、「高校までの基礎知識の再確認」です。本学では、工学部・人間社会学部それぞれに、高度な専門分野を学ぶために必要な基礎知識の学習支援に取り組んでいます。どの分野でも、専門分野を研究するためには、基礎の習得が重要です。基礎が核となることにより専門性も高まります。基礎教育を通じて、勉強のおもしろさ、考える楽しさを体験してもらえることでしょう。

人間社会学部の教育理念

人間社会学部では、「人」と「社会」を様々な角度から学ぶことができます。
多彩な教養科目と、各分野においてエキスパートである教員の指導のもとで専門科目を学び、豊かな知性と教養、語学力、人間性などを身に付け、国際社会で活躍できる人材を育成します。また、高度な情報化社会では、文系であっても、コンピュータの技能が求められます。基礎から応用までを確実に身につけ、ITを自在に駆使できる人材の育成にも力を入れています。

情報社会学科 -Department of INFORMATIONAL SOCIETY STUDIES-

語学・哲学・経済学・経営学・法学など、文系の学問と、情報学やCG・音楽を含む、情報社会の先端知識と技術を同時に学びます。自ら問題を発見し、解決できる能力を身に付けた、情報社会で活躍できるエキスパートを養成します。


学習しやすい環境
1年次には、少人数の演習で勉強の技法を身につけるとともに、豊富な教養科目を受講して視野を広げることができます。また、英語・情報処理は基礎から学ぶことができるカリキュラムを用意しています。

充実の専門教育
3・4年次には、宗教、思想、語学、経営、法律、社会、CG、音楽、情報など、幅広い専門科目から進路や興味を絞り、教員の指導のもとで研究を深めます。

進路支援の強化
卒業後の進路をイメージできるように「キャリア科目」を開講。資格取得支援の講座や就職対策講座など、4年間を通じて、就職試験に向けた対策にも力を入れています。教員免許状は、中学校「社会」、高校「公民」、「情報」の3つを取得することが可能です。


心理学科 -Department of PSYCHOLOGY-

心理学は、文系や理系という枠組みを超えて、人の心を科学的に解明することを学べる間口の広い学問分野です。心に問題を抱えた人をケアする臨床心理士などの専門家、心の理解を仕事に生かせる職業人を養成します。


幅広い教養を身につける
こころを科学的に研究するために必要な人文・社会・自然科学関連の幅広い教養科目に加え、英語・情報処理能力を、専門分野では心理学の基礎、基幹、展開科目を段階的、体系的に学んでいきます。

少人数制
2年次の基礎実験演習、3年次の一般実験演習、4年次の総合研究演習は、10人程度の少人数で実習指導します。人のこころを科学的、客観的に調べるための実験、心理テスト、面接、カウンセリング技法などを学びます。

臨床心理士資格に対応
平成19年に、本学の大学院臨床心理学教育研究分野は、臨床心理士養成課程第1種に指定されました。担当教員の指導のもと、学部の段階から臨床心理学に関する科目を学び、資格を取得することが可能です。

公認心理師カリキュラム
本学心理学科および大学院心理学専攻は、「公認心理師」の受験資格が得られるカリキュラムに対応しています。


工学部の教育理念

工学部では、機械、メカトロニクス、化学、生命、環境、情報、電子、電気など、産業界のあらゆる「ものつくり」の分野で活躍できる人材の育成を目指した教育を行っています。「人間のためのテクノロジー」を基本に、高度な専門研究に必要となる工学の基礎・技術を学びながら、「ものつくり」や研究への理解を深めます。社会人に必要とされる、幅広い視野で考えて問題解決を図る能力、プレゼンテーション技能、語学力の習得にも力を入れています。

機械工学科 -Department of MECHANICAL ENGINEERING-

機械工学科 機械工学専攻機械工学科 ロボット・スマート機械専攻

情報・制御、生産・設計システム、ロボットなど、産業界を支える「ものつくり」に必要な基礎知識と応用力を学び、実習・研究を通じて、幅広い分野に対応できる技能を身に付けたエンジニアや研究者を育成します。

基礎から先端技術までの多様な教育。
「想像力」、「理解力の育成」、「ものつくり教育」を3本柱にし、考える力と新しい発想力を養うとともに、「ものつくり」への理解を深めることができます。
理論・設計法・製図法・工作法など、ものづくりに必要な基本知識と応用力を身に付けます。豆ジャッキ、万力などの製作、旋盤をはじめとした基礎的な機器から最新の精密加工機の操作まで、ものづくりの技術の習得を4大力学など、機械工学の主要分野をカバーする経験豊富な教員が、きめこまかく指導します。また、CAD製図の授業が充実しています。

将来の産業界の基盤となるロボット技術の基礎を、実践を重視したカリキュラムを通して学ぶことができます。1・2年次から実習・実験・演習科目を配当し、基礎科目や教養科目の学習と同時進行させる内容です。1年次から少人数のグループによるロボット実習も魅力的です。更に、機械工作、電子回路、プログラミングなどのロボット要素技術を学ぶことにより、幅広い知識と経験が習得できます。自然に工学と技術の基礎が身につく学習プログラムにより、従来の機械工学・メカトロニクス、そして情報、IT技術まで幅広く指導します。


生命環境化学科 -Department of LIFE SCIENCE AND GREEN CHEMISTRY-

生命環境化学科 バイオ・環境科学専攻生命環境化学科 応用化学専攻

環境問題、バイオテクノロジー、新素材開発に対応して、生命・環境・物質を3本柱に据えた教育を行っています。化学現象や生体反応などを自身で考えて、判断できる能力を備えた、産業界で活躍する人材を育成します。

環境浄化・バイオテクノロジー・新素材開発に対応し、「環境」と「生命」をベースに、社会のニーズに対応できる知識と能力を身に付けるカリキュラムを用意しています。1年次より、「生命・環境・生活の科学」など、身近で関心の高い話題を取り上げた実践的基礎から、興味と関心を高めていきます。さらには、多彩な実験・実習科目を通じて、「生物」、「環境」分野の基礎知識や身近な科学現象のしくみを系統的に学ぶことができます。生命科学、環境科学、物質科学などを専門とする最先端の研究を行う教員が少人数のクラス編成で、科学の基礎をじっくり指導します。

有機化学、無機化学、物理化学などを中心に、化学をベースとした科学技術の専門応用能力の習得を目指したカリキュラムを構成しています。化学を深く学ぶために、1年次には徹底したリメディアル教育を実施し、能力別クラス編成で化学を中心とした基礎学力を養います。
1年次から化学実験や生物実験を取り入れ、また、基礎知識を身に付けるために演習を取り入れた科目を数多く開講しています。2年次より、関心のある分野やテーマを、最先端の研究を行う教員の指導のもと、高度な研究活動を通じて、専門性を高めます。


情報システム学科 ―Department of INFORMATION SYSTEMS―

情報システム学科 IT専攻情報システム学科 AI専攻情報システム学科 電気電子専攻

情報系と電子系が連携する分野において、コンピュータや情報、通信に関するソフト系から、電子回路、通信システムデバイスなどのハード系まで幅広い分野を学び、IT社会でハード・ソフトに精通した技術者を養成します。

「人間のための工学」を視野に入れて、「数理情報」、「知能情報」、「情報ネットワーク」の3技術分野を中心に、基礎理論から応用までを体系的に学べるカリキュラムを用意しています。1年次には、専門の学習に必要な基礎的な物理や数学を習得させるリメディアル教育を実施しています。また、豊かな人間性を養うことができる教養科目や英語教育にも力を入れ、一部の科目では少人数授業を実施しています。 パソコンを1人1台使用できる恵まれた環境の中で、情報分野の基礎理論から応用まで、講義と演習・実習、実験を通じて知識と技術を身に付けます。

注目の先進技術である自動運転など、AIを体感しながら学べるカリキュラムを他大学に先駆けて設置しています。産業分野などで幅広く応用が進むAIのイメージが鮮明になり、深い理解を促します。AIに精通した人材は、さまざまな分野で求められています。AIの新しい活用方法を考え、設計開発、運用できるエンジニアになることを視野に入れながら、就職に有利な国家資格である「基本・応用情報技術者」や日本ディープラーニング協会の資格取得など、万全のサポート体制を整えています。

電子や光の回路素子に関わるハード系から、アプリ開発などのソフト系分野まで、電気・電子の幅広い範囲の技術を学べるカリキュラムを用意しています。1年次には、専門科目を学ぶために必要となる、物理と数学の基礎を学習します。さらに発想力を高めるために、人文科学、社会科学、自然科学など多彩な教養科目を履修します。プログラミングは初年度から学びます。電気・電子工学の基礎と専門分野の理論を履修し、理解力と応用力を磨きます。2~3年次には、「もの」に直接触れて実感するために、「回路・通信」、「材料・デバイス」、「電力・エネルギー」、「情報・数理」の4分野を包括した実験に力を入れています。講義と演習・実験を同時進行で学ぶことにより、学習効果が高まります。3年次後半からは卒業研究指導教員のもとで、専門的な実験や研究を開始します。将来の進路や興味に合う研究テーマや最先端の技術を応用するテーマなどを選び、問題分析力や問題解決力を養います。