学長メッセージ・理事長メッセージ
学長メッセージ|埼玉工業大学 学長 内山俊一
研究者、技術者であるとともに
誠実で、魅力的な人物へと成長して欲しい。
何が好きなのか? 何を目指しているのか?
自分を見つめることは、あなたの「これから」をつくる第一歩。
求める答えにたどり着くには「見たいものだけ見る」のではなく、
少し引いて物事を捉える広い視野が必要です。
本学で過ごす4年間は、未来へと翔けるための準備期間と言えるでしょう。
そして学び方を選ぶことは、生き方を選ぶことにも繋がります。
埼玉工業大学は「できる大学」です。
それは勉学はもちろん、部活やサークル、先生や友人との交流も。
あなたが探求した分だけ、未来への可能性は確実に広がっています。
たとえば「がんばる! 学生プロジェクト」では学生が主役となり、
大学の援助を受けながらグループ活動ができます。
また、自動運転バスの試験走行といった企業や地域とのコラボレーションを
積極的に行うことで、研究が実践化できます。
学びのフィールドは、授業や大学の外にも見つけることができるのです。
「面白そう!」と感じる気持ちを大切に、
知的好奇心を磨いて知識と経験を蓄えましょう。
さまざまな価値観を持つ人々と交流し、
論理的な思考や会話ができるようになりましょう。
あなたが選んだその貴重な収穫は、
本学の理念「テクノロジーとヒューマニティの融合と調和」、
仏教精神を基盤とする建学の精神を礎とした学びと結びつき、
誠実さや高い人間力、自ら考え行動する主体性を育み、
社会に貢献し活躍するための大きな糧となります。
ぜひ、埼玉工業大学で真に実力のある技術者・研究者に、
また心豊かな人物に成長して欲しいと願っています。
- 1951年 生まれ
- 1979年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)
- 1984年 埼玉工業大学・工学部 助教授
- 1993年 埼玉工業大学・工学部 教授
- 1998年 埼玉工業大学大学院工学研究科物質科学工学専攻 教授
- 2005年 埼玉工業大学大学院工学研究科長
- 2007年 埼玉工業大学・副学長
- 2011年 4月より埼玉工業大学・学長に就任
- 「高精度基準分析法-クーロメトリーの基礎と応用-(編著)」(学会出版センター 1998年)
- 「分子認識を基礎とする分析化学(編著)」(宜協社 1999年)など
大学に限らず、ものごとを学び、より多くのものを吸収するためには、謙虚な姿勢で、真摯に取り組む必要があります。
「凡夫(ぼんぶ)の自覚」とは、自分自身の力がまだまだ至らない存在であると、自覚することです。この自覚を持つためには、我々は自分自身の能力を深く見極めることが重要です。その見極めができ、自分自身が力の足りない存在であると自覚できるからこそ、謙虚に、そして真摯に生きていくことができるのでしょう。
「建学の精神」に
- 科学の真理を窮め、それを世のために役立てるよう決意することよって、 若き日に使命感を養え
- 深く科学を学び、豊かな技術を身につけることによって、若き日に正しい人生観を養え
- 学生、教職員及び父兄が一体となり、学園の理想発展を目指すことによって、 若き日に連帯感を養え
- 自分自身の力を「誰かのために」使うことのできる人間になってほしい。
- 常に「正しい選択を」することができる人間になってほしい。
- 「みんなとともに」力をあわせて、行動できる人間になってほしい。
この実現のために、学生・教職員が一体となり、さらに、保護者・地域社会の皆様にもご協力いただきながら、社会に貢献できうる人材の育成に力を注いで参りたいと存じます。
さらには、学生の皆さんにとって良い大学であるだけでなく、地域社会からも愛され、必要とされる大学を目指して、全力で取り組んで参ります。