夢に向かって頑張る先輩と夢をかなえた先輩たち
教職課程を履修中の学生
新井 快暢さん
工学部 情報システム学科
A I 専攻2年
長野県・佐久平総合技術高等学校出身
ワクワクする方は、どっち?自らも楽しみながら生徒から信頼される先生に。
サマースクール※1で目指すべき教師の姿を知り、埼工大への入学を決めました。私の学科では教職が5 種類※2取れるんです。かなり多忙になると理解していましたが「自分がワクワクする方はどっちだ?」を軸に、教職課程の履修を決めました。埼工大の先生方は、学生一人ひとりの内面まで実によく見ています。ふとした時に「新井君は鋭いね」「教師に向いているよ」と声を掛けてくださったり、必要な時は助けてくださる。その安心感の中で様々なことに挑戦できるのはとても贅沢で、この大学を選んで良かったと感じています。教師の本分は教育で、教育者として人間性も磨く必要があります。不思議なもので、教職の知識や土台を作ろうと熱を入れる仲間たちは、言葉遣いや所作に少しずつ思いやりが溢れてくるんです。僕自身、成長を感じる時がありますね。教育実習はまだ先の話ですが、生徒が一緒にいたいと思い信頼される先生を目指し、学び続けていきたいです。
※1 大学の施設・機材を利用して、実際に実習や実験を体験してもらう模擬授業。
※2 111ページ「教員免許状の取得」の「工学部・情報システム学科」をご参照ください。
教員採用試験合格者・埼玉県公立中学校(技術)
石川 椋平さん
工学部 機械工学科
ロボット・スマート機械専攻4年
埼玉県・深谷第一高等学校出身
さすが教育法のプロ!と驚きました。指導とほぼ同じ内容が、教職員採用試験で出題されたんです。これまでの学びから自信を持って答えることができ、埼工大の授業の重要性を感じましたね。また、技術科の教員志望の仲間たちも心強い味方でした。先生が学生同士で話す機会を設けてくださり、互いに意見しながら模擬授業を作り上げていったこともあります。厳しい指摘もありましたが、同じ温度で向き合える仲間がいるのは有難かったです。実際に教育実習に赴いた際は、そもそもの緊張感や授業の作り方、想定外の出来事などで自分が空回りしてしまい、心が折れかけたことも…。すると先生から不意打ちで電話があって。「元気でやっています?」という挨拶でしたが、その後の軽いアドバイスも
自分には強く響きました。4月から念願の教壇に立ちますが、授業は楽しく、時には生徒を叱ることができる先生を目指したい。まずは生徒を理解し信頼を得ることが肝心と胸に留めています。
教員採用試験合格者・群馬県公立高等学校(工業・機械)
石井 裕登さん
工学部 機械工学科
機械工学専攻4年
群馬県・高崎工業高等学校出身
約4 0人の瞳が、僕をじっと見つめていました。場所は、3年生の教室。授業科目は、機械科の「原動機」。それは、母校の高校へ教育実習に行ったときのこと。授業の最初に心がけているのは、授業内容にからめた身近な話から始めること。その日は圧力や流体に関する内容だったので、油圧ジャッキの話から始めました。僕が教員をめざしたのは、高校のとき。モノづくりの楽しさに目覚め、この楽しさをたくさんの人に伝えたいと思ったのがきっかけ。大学の教職課程では、教え方のポイントから話し方や目線の方向に至るまで、たくさんのアドバイスをいただきました。教育実習ではさらに、学校と生徒がネットワークでつながっていたので、その日の授業の感想や理解度を生徒たちにアンケート。その結果を、次の授業に活かしました。無我夢中で取り組んだ教育実習でしたが、指導の先生のサポートもあり、収穫の多いものに。念願の教員としての一歩を踏み出す本番に向けて、準備は万全です。