イノベーション・ジャパン2017へ出展しました
イノベーション・ジャパン2017
今年も2万人以上の企業関係者が来場した大好評のイベントに、本学からも3組の研究テーマを出展し、各ブースを訪れた来場者に学生が積極的に技術紹介しました。
●森沢 幸博 教授(人間社会学部 情報社会学科)
●鯨井 政祐 准教授(工学部 情報システム学科)
●檀上 誠 准教授(人間社会学部 情報社会学科)
心の健康支援、脳波可視化システム「ZENAVI」
【技術概要】
簡易脳波測定デバイス「MUSE」を利用して、脳波の状態を可視化するAndroid専用アプリケーション「ZENAVI」(禅+ナビゲーション)を独自に開発。脳波計より読み込んだ5種類の脳波と筋電位の情報をもとに、アプリケーションで脳波変化を手軽に確認することができる。
【想定される活用例】
・脳波の状態を確認しながら行うマインドフルネス瞑想など
・心理カウンセリングや簡易脳波検査などの各種療法
・脳波と生体情報を利用した新しいゲームコンテンツの創造
●長谷 亜蘭 講師(工学部 機械工学科)
摩擦面in situ観察装置によるトライボロジー現象の見える化
【技術概要】
通常は見えない摩擦面で起こる現象を可視化して定量的に評価するための手法を確立した。摩擦界面の現象を録画(運動解析も実施)しながら摩擦力とアコースティックエミッション(AE:材料の変形・破壊時に生じる弾性波)信号を計測して、変形・破壊現象を定量的に評価できる。
【想定される活用例】
・実用摩擦材料の摩擦・摩耗メカニズムの解明
・新しい摩擦材料の設計開発へのフィードバック
・表面改質層・薄膜の耐久性の定量的評価
・アコースティックエミッション(AE)モニタリングのための基礎研究
●佐藤 進 准教授(工学部 情報システム学科)
マイクロ波液中プラズマによるナノ粒子製造ならびに表面修飾
【技術概要】
マイクロ波液中プラズマは、マイクロ波によって液中にプラズマを生成する技術である。プラズマの高いエネルギーで液中で様々な化学反応が行える。マイクロ波を使うことで、液体の導電性に関係なくプラズマ発生可能であり、有機溶媒、純水から海水など幅広い液体への適用が可能である。
【想定される活用例】
・印刷配線用銅ナノ粒子製造、白金担持触媒のワンステップ製造
・ナノ粒子表面への表面改質、濡れ性及び分散性改善
・廃液処理