新棟「機械工学科総合実験実習棟(34号館)」完成
ものづくり精神を育む中心となる場所『アクティブFACTORY+LABO』
設計のポイント
FACTORYゾーンとLABOゾーンに挟まれた廊下・ホールは木を多く用いたあたたかみのある空間に設え、実践の発信を共有するものづくり精神の継承の場として開放。
・ものづくりをかけ合わせる「アクティブFACTORY」
PCR梁により無柱大空間を実現、多様な活動が一つの空間に展開する。
廊下・ホールからは実習工場や各実験・実習室内での活動をガラス越しに見渡せ、学生相互の自主自律的な学びを促す。
・フレキシビリティ、更新性への配慮
実習工場は無柱空間やコンクリートの二重床により、実験機器等の更新、レイアウト変更に対応できるフレキシビリティを実現。実験室は予備の給排水管やコンセントを多く見込むことで容易な機能変更が可能な計画。
・実習工場の空調、換気への配慮
大空間に合わせた居住域空調と機能に合わせた局所換気を併用。
・シンプルで力強い外観デザイン
コンクリートを基調とし、金属素材をポイントに用いる。中央にはアクセントとして木を採用。
・環境性能の配慮
南面は彫の深いアウトフレームと小庇、東西面は厚いコンクリート耐震壁と断熱材で性能確保。