情報システム学科の学生が「情報処理学会 第86回全国大会」において学生奨励賞を受賞
情報システム学科 4年 金子 歩未さんが学生奨励賞を受賞
本学 情報システム学科 鯨井研究室 4年 金子 歩未さんが情報処理学会 第86回全国大会(2024年3月15日~17日 神奈川大学 横浜キャンパス)にて学生奨励賞を受賞しました。
この賞は、学生セッションで発表された学生会員の中から特に優秀な発表に対して贈呈されるものです。
【受賞演題】TeleContact: 遠隔者どうしでタッチし合えるテレコミュニケーションシステム
【共著者】金子歩未,鯨井政祐
【研究内容】
スマートフォンどうしでの遠隔映像会話において,相手の身体部位を画面上でタップすると,相手にはそこに対する振動によって「触られた」という感覚として伝わるというシステムを開発しました。これによって,遠隔でも「ハイタッチ」や「肩を叩いて励ます」ようなコミュニケーションが可能となります。姿勢推定にはTensorFlow Lite/PoseNetによるAI技術を,またスマートフォンどうしの通信にはWebRTCを用いています。さらに,身体に装着する専用のハプティックユニットを開発しました。同ユニットは専用開発した基板と3Dプリントによる筐体からなり,スマートフォンとはBluetoothにより連携します。
金子さんの受賞コメント
私は自分の卒業研究に人一倍楽しんで取り組んだ自信があります。システムの実装にあたりスマートフォン用アプリケーションと振動ユニットの実装など,するべきことは多くありましたが,先生とのミーティングを重ね,試行錯誤の日々はとても楽しかったです。
本研究テーマは,鯨井研究室において幾つかの先行研究の発展として,「面白そうだ」と思い提案しました。今後の研究室の後輩の方々にも,自分の興味のある研究を楽しんで取り組むことを期待しています。