合同講演会開催報告(2023年2月14日)
先端科学研究所 協力会・AI研究センター 合同講演会開催報告
講演は、本学会場からZoomで配信し、協力会員の他、教職員や学生をはじめとした学内外の多くの方々が聴講しました。
第一部 協力会講演会は、「ヒューマンエラーと注意」をテーマに、本学心理学科 大塚聡子教授が講演しました。
この講演では、ヒューマンエラーがなぜ発生してしまうのかを、簡易的な実験を交えて解説していただきました。
私たちの生活に身近な話題であったため、多くの質問が寄せられました。
第二部 AI研究センター講演会では、理化学研究所脳科学総合研究センター脳信号処理チーム研究員 孫哲博士をお招きして講演を賜りました。
講演を終え、講師の孫博士から感想を頂戴しましたので掲載いたします。
「先端科学研究所 協力会・AI研究センター 合同講演会」に招待いただき、誠にありがとうございました。
他分野の研究者や企業代表者と交流することができ、非常に貴重な経験をすることができました。
企業や学術機関が抱える問題や課題について、それぞれの分野の知識や先端技術、経験などを共有することができました。
このような交流会は、学術と企業にとって、新しいアイデアやビジネスチャンスを生む場であると感じました。
また、参加者同士が交流することで、新たなコラボレーションの機会が生まれることも期待できます。」
当合同説明会は、20名が会場で聴講し、70名の方々がオンラインで参加してくださいました。
来年度も引き続き各種講演会を実施していく予定ですので、多くの皆様の参加をお待ちしています。
先端科学研究所 協力会・AI研究センター 合同講演会(終了しました。)
第一部 協力会 講演会「ヒューマンエラーと注意」
ヒューマンエラーとは人間が原因となって起こる失敗や過誤のことで、人為的ミスとも言われるものです。ヒューマンエラーを起こす要因にはさまざまなものがありますが、そのなかで、見落としや慣れ、意識水準の低下といった要因に関わる人間の注意の性質、特に注意の方向づけや長期的注意の維持に関係する心理学的研究を紹介します。
【 講 師 】
埼玉工業大学 人間社会学部 心理学科 大塚 聡子(おおつか さとこ)教授
【 略 歴 】
1999年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士(心理学))。1999年より東京大学インテリジェント・モデリング・ラボラトリー中核的研究機関研究員、2002年より埼玉工業大学人間社会学部心理学科講師、2005年より同准教授、2014年より同教授。専門分野は知覚心理学、認知心理学。
第二部 AI研究センター 講演会「富岳スーパーコンに基づく脳シミュレーション」
脳の構造と活動から記録できたデータを分析し、スーパーコンピュータで脳回路モデルを構築ができる。このモデルを利用し、脳の運動、感覚、推論、学習など機能の解明が必要であるし、脳型人工知能の開発も大切である。本講演では,スーパーコンピュータ全脳神経回路シミュレーションの開発と感覚皮質モデルにおける情報処理モデルに関する研究を紹介する。
【 講 師 】
理化学研究所脳科学総合研究センター脳信号処理チーム研究員 孫哲(そんてつ)博士
【 略 歴 】
2017年横浜市立大学生命ナノシステム研究科博士課程修了。理化学研究所脳科学総合研究センター脳信号処理チーム研究員、計算工学応用開発ユニット富岳スパコンに基づく脳シミュレーションプロジェクト研究員を経て、2020年より同研究所光量子工学研究センター研究員。2021−2022名古屋大学医学部助教(兼務)、2022年より順天堂大学医学部非常勤講師。専門分野は高性能計算、計算論的神経科学と深層学習。
【 日 時 】2023年2月14日(火) 15:00 ~
※オンライン(Zoom)で視聴できます
お問い合わせ・参加申し込み
埼玉工業大学 先端科学研究所 協力会事務局
オンラインは、協力会会員以外の方も聴講できます。
視聴を希望される方は、以下のE-mailにご連絡ください。開催日前日までに視聴用Zoom URLをお送りします。
聴講を希望される方は、件名に「先端科学研究所協力会 講演申込み」と入力いただき、本文で
氏名/所属/住所/電話番号/Emailアドレス/年齢
をお送りください。
T E L :048-585-6895
E-mail:sangaku@sit.ac.jp