■研修室紹介
テクノロジーの進歩とデジタル・メディア社会は、我々の日常生活に大きな変化を与えただけではなく、音楽にも大きな影響を与えてきました。
この研究室では、それらの音楽を取り巻く現代的状況を踏まえながら、新たな音楽創造の可能性を追求してゆきたいと思っています。
■更新履歴
- 「深谷電脳音楽通信」http://sitssv.sit.ac.jp/~nakagawa/がオープン(2007/02/15)
■2006年度開講授業
- デジタルサウンド演習
(中川)
コンピュータを用いて音楽制作をする上で必要とされる基礎知識(シンセサイザー、音響機器、MIDI信号、オーディオ信号等)の習得を主な目的とする。シーケンスソフト、シンセサイザー、オーディオ機器等を利用して音楽制作の実習を行う。 - コンピュータミュージック演習
(中川)
コンピュータを単なる音楽再生装置や録音機としてではなく、音楽創造の本質的な部分に積極的に関与するためのツールとして実習を行う。新たな音色の制作やコンピュータによる自動作曲等、それらを実際に音楽作品に適応する上で必要となる基礎理論と実習を"Max/MSP"、"Csound"等のソフトウェアを用いて行う。 - デクノロジーと音楽
(中川)
テクノロジーの進歩は音楽に様々な影響を与えてきた。また音楽家達はテクノロジーの進歩にさまざまな可能性を見出してきた。では実際にテクノロジーは音楽にどのような変化をもたらしたのか、また音楽家はどのような可能性をテクノロジーに見出したのか。ここでは20世紀以降の電子音楽、具体音楽、テープ音楽、コンピュータ音楽などを、実際の作品を聴きながら、それらの疑問について考察してゆく。 - メディア音楽論
(中川)
音楽はメディアを媒介として表現される芸術であると共に、音楽自体も一つのメディアとなりうるものである。ここでは音楽とメディアの関係を、実例となる個々の作品に触れながら考察してゆく。 - ディジタル音響表現特論
(中川)
音楽をつくるのに、必ずしも楽器が必要とは限らない。世の中にある現実音、それらを変調したもの、コンピュータによる合成音、それらの音たちを細胞のように時間軸上に構成してゆくことによって音楽をつくることも可能である。ここではいわゆる合成音による「電子音楽」と具体音を用いる「ミュージックコンクレート」を総括した「電子音響音楽」の可能性を教育研究する。 - メディア作曲法特論
(中川)
コンピュータの発達によって作曲家の取り巻く環境も大きく変化した。コンピュータによる演奏や楽譜制作のみならず、作曲家の思考それ自体をコンピュータに行わせることも可能になりつつある。ここでは確率音楽、アルゴリズム作曲、コンピュータ援用作曲など、コンピュータによる新しい創作の可能性を教育研究する。 - 映像と音楽 (鈴木治行)
- 音楽文化論 (鈴木治行)
学部
大学院