埼玉工業大学 工学部 機械工学科

機能性流体工学研究室

研究室紹介


~学生のみなさまへ~

本研究室では,磁性流体を対象とした研究を遂行しています.本研究室での研究を通して,学生達には主体性を持って物事に取り組む能力を身に着けてもらいたいと考えております.シミュレーション的研究では,これまでに習得した数学や物理を駆使してシミュレーション・プログラムを構築してもらいますが,経験がなくても問題はありません.本研究室でのゼミでは,研究の進捗状況および疑問点などを報告してもらうことにより,研究を計画的に遂行してもらいます.なお,本研究室の学部4年生には,毎年夏に開催される埼玉工業大学先端科学技術研究所主催の若手研究フォーラムに必ず参加してもらいます.


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研究テーマ


本研究室では,流体工学,環境工学,医用工学などの様々な工学分野への応用が期待される磁性粒子分散系を取り扱います.様々なシミュレーション法を駆使して磁性粒子の凝集現象や配向特性などを解析する基礎研究,環境工学分野における河川・湖沼の水質改善を目的とした研究,ならびに,医用工学分野での薬物輸送に関するシミュレーション的研究を推進します.


~研究テーマの例~

・磁性粒子分散系の磁気粘性特性に関するシミュレーション的研究
・磁性粒子の沈降現象と汚濁物質の吸着特性に関するシミュレーション的研究
・非一様磁場中における磁性粒子の挙動に関するシミュレーション的研究
・薬物輸送に関するシミュレーション的研究
・非球状磁性粒子を対象とした新しいシミュレーション法の構築
・磁性粒子の調製法の構築に関する実験的研究

教員


Okada

名前(漢字):岡田 和也
名前(ローマ字):Okada Kazuya
職位:講師
学位:博士(工学)
専門:分子シミュレーション
所属学会:日本機械学会
E-mail:Okada_mail
研究業績:リサーチマップこちら



学歴:
   2016年3月 秋田県立大学 機械知能システム学科 卒業
   2018年3月 秋田県立大学大学院 機械知能システム学専攻 修了
   2021年3月 秋田県立大学大学院 総合システム科学専攻 修了
職歴:
   2018年4月 日本学術振興会特別研究員(DC1,秋田県立大学)
   2021年4月 埼玉工業大学 工学部 機械工学科 助教
   2023年4月 埼玉工業大学 工学部 機械工学科 講師

研究室メンバー


2024年度


B4の就職先:株式会社オプナス,株式会社オートテクニックジャパン ,有限会社エヌ・テック,株式会社岡本工作機械製作所,株式会社三葉製作所,株式会社トップ,株式会社ミトヨ 


名前:金井 理功 
学年:学部4年 


名前:田中 虹陽 
学年:学部4年 


名前:野中 瑠希也 
学年:学部4年 


名前:栗木 俊太郎 
学年:学部4年 


名前:横堀 来武 
学年:学部4年 


名前:木村 匠 
学年:学部4年 


名前:弘津 詢平 
学年:学部4年 


名前:西 惇希 
学年:学部3年 


名前:平賀 大聖 
学年:学部3年 


名前:柏木 秀斗 
学年:学部3年 


名前:黒澤 陽大 
学年:学部3年 


名前:関口 裕晃 
学年:学部3年 


名前:服部 隼人 
学年:学部3年 


名前:宇井 昌也 
学年:学部3年 


名前:早乙女 達哉 
学年:学部3年 



研究室メンバーB4 (2024年9月)


研究室メンバーB3 (2024年9月)

2023年度(クリックで展開)

2022年度(クリックで展開)

2021年度(クリックで展開)

アクセス


教員室:27号館5階2754室

学生研究室:27号館5階2753室

member20220122

研究業績 ~2021年度から記載~


過去の業績はリサーチマップこちら

学術論文 (査読ありJournal)

1. Okada, K. and Satoh, A., “Elucidation of the relationship between aggregate structures and magnetorheological properties of a magnetic cubic particle suspension by means of Brownian dynamics simulations”, Molecular Physics, Vol.120, p.e1988168, 2021.(DOI:10.1080/00268976.2021.1988168)

2. Okada, K. and Satoh, A., “ Quasi-two-dimensional Brownian dynamics simulations of the regime change in the aggregate structures of cubic haematite particles in a rotating magnetic field”, Molecular Physics, Vol.120, p.e2038297, 2022. (DOI:10.1080/00268976.2022.2038297)

3. Okada, K. and Satoh, A., “ Aggregation phenomena and regime change in a magnetic cubic particle suspension in an alternating magnetic field via quasi-two-dimensional Brownian dynamics ”, Molecular Physics, Vol.120, p.e2096511, 2022. (DOI:10.1080/00268976.2022.2096511)

4. Satoh, A., Okada, K. ,Suzuki, S., Yamanouchi, T., Quadra, R. and Futamura, M., “ Control of the aggregate structure of magnetic cubic particles in a quasi-2D suspension via both the strength and direction of an applied magnetic field (multi-particle collision dynamics simulations) ”, Molecular Physics, Vol.121, p. e2231094, 2023. (DOI:10.1080/00268976.2023.2231094)

5. Okada, K. and Satoh, A., “ Regime change in the aggregate structures of spherical magnetic Janus particles (quasi-2D Monte Carlo simulations) ”, Molecular Physics, Vol.121, p. e2245503, 2023. (DOI:10.1080/00268976.2023.2245503)

6. Okada, K. and Satoh, A., “ Effect of particle size distribution on aggregate structures of cubic hematite particles in quasi-2D system (without applied magnetic field) ”, Molecular Physics, in press, 2024. (DOI:10.1080/00268976.2024.2323628)new

学術論文 (査読あり和文)

1. 岡田 和也, 佐藤 明, “回転磁場中におけるキューブ状磁性粒子分散系の凝集現象に関する擬2次元ブラウン動力学シミュレーション”, 日本機械学会論文集, Vol.87, No.902, pp.21-00175-21-001752021, 2021. (DOI:10.1299/transjsme.21-00175)

2. 岡田 和也,佐藤 明, “振動磁場中におけるキューブ状磁性粒子分散系の局所的な内部構造に関する擬2次元ブラウン動力学シミュレーション”, 日本機械学会論文集, Vol.88, No.911, p.21-00346, 2022. (DOI:10.1299/transjsme.21-00346)

3. 岡田 和也, “球状磁性ヤヌス粒子からなる分散系を対象にした擬 2 次元モンテカルロ・シミュレーション (磁気モーメントが粒子中心から横方向にずれた粒子モデル)”, 日本機械学会論文集, Vol.89, No.920, p.23-00010, 2023. (DOI:10.1299/transjsme.23-00010)

4. 岡田 和也, “粒子径分布を考慮したキューブ状ヘマタイト粒子分散系を対象とした擬 2 次元モンテカルロ・シミュレーション (外部磁場が作用しない場合)”, 日本機械学会論文集, Vol.89, No.924, p.23-00111, 2023. (DOI:10.1299/transjsme.23-00111)new

国際会議

1. Okada, K. and Satoh, A., “Brownian dynamics simulations on aggregate structures of cubic hematite particles in a rotating magnetic field”, The 35th Conference of the European Colloid and Interface Society (ECIS2021), Athens, (Greece), September, poster, 2021. (Online)

2. Okada, K. and Satoh, A., “Aggregation phenomena of magnetic cubic particles in an alternating magnetic field (Brownian dynamics simulations)”, The 36th Conference of the European Colloid and Interface Society (ECIS2022), Chania, (Greece), September, Poster, 2022.

3. Okada, K. and Satoh, A., “Aggregation phenomena and regime change in a magnetic Janus particle suspension by means of Monte Carlo simulations”, The 37th Conference of the European Colloid and Interface Society (ECIS2023), Naples, (Italy), September, Oral and Poster, 2023.

4. Okada, K. and Satoh, A., “Quasi-2D Monte Carlo simulations of polydisperse cubic hematite particles in no magnetic field ”, The 38th Conference of the European Colloid and Interface Society (ECIS2024), Copenhagen, (Denmark), September, Poster, 2024. new

5. Satoh, A. and Okada, K., “Brownian dynamics simulations of magnetically-propelled microswimmers”, The 38th Conference of the European Colloid and Interface Society (ECIS2024), Copenhagen, (Denmark), September, Poster, 2024. new

国内会議

1. 岡田 和也, “回転磁場中におけるキューブ状磁性粒子の凝集形態の転移(擬2次元ブラウン動力学シミュレーション)”, 第19回埼玉工業大学若手研究フォーラム, pp.62-63, 口頭発表, 2021.

2. 岡田 和也, “キューブ状磁性粒子分散系の凝集構造と磁気粘性効果 (モンテカルロおよびブラウン動力学シミュレーション)”, 第60回強磁場応用専門研究会 (共催 低温工学・超電導学会 2021年度 第1回 磁気遠隔力の空間的・時間的制御とその応用に関する調査研究会), 招待講演,口頭発表, Online,2022.

3. 岡田 和也, “振動磁場中におけるキューブ状磁性粒子分散系を対象とした 擬2次元ブラウン動力学シミュレーション”, 日本機械学会関東支部 第28期総会・講演会, 口頭発表, Online,2022.

4. 岡田 和也, “非球状磁性粒子分散系を対象としたシミュレーション的研究”, 埼玉工業大学・先端科学研究所(共催 埼玉工業大学大学院) 第20回若手研究フォーラム, 特別講演,口頭発表, 2022.

5. 佐藤 完紀,岡田 和也, “単純せん断流中における強磁性棒状粒子の凝集構造に及ぼす粒子のアスペクト比の影響(ブラウン動力学シミュレーション)”, 日本機械学会 2023年度 年次大会, 口頭発表, 2023.

6. 岡田 和也, “キューブ状ヘマタイト粒子からなる多分散系を対象としたモンテカルロ・シミュレーション法の開発 ”, 日本機械学会関東支部 第30期総会・講演会, 口頭発表, 2024. new

7. 岡田 和也,“VR 空間における球状磁性粒子を対象とした分子シミュレーションの可視化 ”, 玉工業大学・先端科学研究所(共催 埼玉工業大学大学院) 第22回若手研究フォーラム, ポスター発表, 2024. new

その他

1. 岡田 和也, “正八面体磁性粒子分散系を対象とした擬2次元モンテカルロ・シミュレーション法の構築”, 埼玉工業大学工学部紀要, Vol.32, pp.3-8, 2022. (http://id.nii.ac.jp/1220/00000608/)

2. 岡田 和也, “粒子径分布を考慮したキューブ状磁性粒子分散系の分子シミュレーション ”, 日本機械学会誌「メカトップ関東」, Vol.126, pp.10-11, 2023. new

3. 岡田 和也, “シミュレーション的研究の魅力について ~大学院進学のススメ~ ”, 秋田県立大学,機械工学特別講義, 2024. new